紀三井寺の歴史
紀三井寺は約1250年前、唐の国の僧侶・為光上人が行脚の途中にこの地にたどり着き、霊光を感じて登山し、千手観音様を感得されたそうです。そして自ら十一面観世音菩薩を彫られ安置されました。
その後、後白河法皇が勅願所と定められて以後降盛を極め、鎌倉時代には500人を越える僧侶が止住していたそうです。
江戸時代には紀州徳川家歴代藩主が頻繁に来山され、「紀州祈祷大道場」として尊崇されたそうです。。
正式名称は「紀三井山 金剛宝寺 護国院」ですが、一般には紀三井寺と呼ばれています。由来は紀州にある「清浄水」「楊柳水」「吉祥水」の三つの井戸のある寺ということで名付けられたそうです。