一乗寺の歴史
インドの僧、法道仙人が紫の雲に乗ってやってきて、八葉蓮華の形をした霊山を見つけました。 この霊山に降り立ち、法華経の霊山という「法華山」と名付けました。法道仙人は神通力で鉢を飛ばし、米などの供物を受けていたため「空鉢仙人」と呼ばれ有名になりました。法道仙人の評判は都まで広まり、白雉元年(650年)孝徳天皇の勅命で法道仙人に寺院を建てさせたのが一乗寺になったそうです。
法道仙人が開基したとの伝承を持つ寺院は播州清水寺を始め、兵庫県東部に沢山あり、この地域の信仰の中心にいたのは間違いないと思われています。